こんな症状の方にカイロは秀逸な効果を発揮します
適応症
腰痛(急性・慢性)、椎間板の問題、肩こり、頭痛、頚部痛(寝違え、ムチウチなど)、背部痛、上・下肢の痺れ(坐骨神経痛など各種神経痛)、四肢の痛み(肩・肘・手・股・膝・足)など筋骨格運動系症状
ストレスによる障害
効果が期待できる症状(波及効果)
自律神経の乱れ、血圧の乱れ、めまい、不眠、慢性疲労、冷え、虚弱体質、側弯、あごの問題、五十肩、生理痛など月経関連症状、胃弱・便秘・下痢など内臓機能低下まで幅広い症状が対象になります。
予防効果・メンテナンス効果
ストレス解消、老化予防(アンチエイジング)、風邪予防(免疫力向上)、症状再発・進行予防、健康維持管理能力向上、姿勢改善、骨盤調整(出産前後)、バランスアップ、パフォーマンス向上(スポーツ、芸能)、出産前後の体の変調、交通事故後の体の変調
スポーツ選手や高齢者、小児、妊婦にも有効で、施術を受ける人が急増しています。
カイロプラクティックというと背骨や骨盤のイメージが強いかもしれませんが、実は手足、指先や肘・膝、肩・股関節まで幅広く対応可能です。
カイロプラクティックの整体施術の効果とは
カイロプラクティックの効果を一言で言えば、カラダ全体の最適化、すなわち神経筋骨格のパフォーマンスアップといえます。具体的に言うと以下の4つが代表的です。
関節機能向上
関節のゆがみが正されることにより、カラダが全身連動してなめらかに動きやすくなります。 つまり、背骨・体幹から手足の末梢に連動した動きを作ることができます。 また、関節(背骨)、椎間板、靭帯などの老化予防と関節の潤滑油の分泌能の適切化が期待できます。
筋肉機能向上
インナー、アウターともに筋肉が働きやすくなる(筋肉の発火速度アップ、伸縮のスイッチング、コントロールが利きやすくなる)ことにより血流、体温、代謝、ひいては免疫力の向上が期待できます。
神経機能向上
①痛みや不快感の緩和
痛みは感覚神経によって脳に伝えられます。
感覚には、触覚、圧覚、温痛覚、深部感覚(固有感覚)があり、この中の痛覚が刺激されて、神経を介して脳に痛みの情報が伝わります。 カイロプラクティックでは、アジャストメントにより関節(背骨)の動きを整えていきます。
すると、関節がどの位置にあるのかという深部感覚(後索路)が活性化されます。 痛みは温痛覚を伝える外側脊髄視床路を通っているので、別ルート(後索路)が活性化されることにより、痛覚に抑制がかかり、痛みの感じ方がマイルドになるのではないかと思います。
痛みに過敏になっていると、現場では1の痛みのはずなのに、脳に伝わるときには5にも10にも感じられることが実はあるのです。 カイロプラクティック・アジャストメントによって神経の働きが正常化されると、現場で1の痛みは1のまま脳に伝わるようになるものと臨床上実感します。
②脳や神経の活性化
も秀逸な効果といえます。 これは、カイロプラクティック・アジャストメントによって関節のセンサーを侵害的に刺激する異常なジャミング(妨害電波)が取り除かれるので、脳から正常なフィードバック(適切な生体反応)が返ってくるようになるというものです。
つまり、脳と体のコミュニケーションが円滑になります。 よって、動作の精度が向上します。 人は自分のカラダを思ったように動かせていると思っていても、実は意外とその精度は低かったりします。 関節の歪みがなくなると、関節の深部固有感覚(関節位置覚など)のジャミング(妨害電波)がなくなり、脳と体のつながりが良くなるので、カラダを思い通りに動かしやすくなります。 また、重心も安定します。
さらに
③自律神経のバランス向上
により内臓機能が良くなり、ストレス耐性が上がり、適応力が向上し、精神的にも安定しやすくなります。 そして、自律神経は心と体をつないでくれているので、心身統一感(ココロとカラダのつながり、そしてカラダが一つにつながる感覚)を感じやすくなります。
最後に
④血流・リンパ・脳脊髄液の循環アップ
によるホメオスタシス活性化、カラダの燃費性能アップ(低燃費のカラダ化)が期待できます。
◎脳脊髄液とは、頭から仙骨まで呼吸に合わせて循環していて、外部から脳や脊髄を守っています。 そして、神経に栄養を与え、老廃物(ゴミ)を取り除く新陳代謝を行っています。
禁忌症
絶対禁忌
- 急性骨折、脱臼、亜脱臼、靱帯断裂
- 環軸関節不安定
- 医師の診断を受けてない重度の外傷
- 内固定/安定化器具
- 悪性腫瘍(施術する部位、脊椎、脊髄、筋肉、軟部組織など)
- 進行性型の良性腫瘍(動脈瘤性骨嚢胞、巨細胞腫、骨芽細胞腫あるいは類骨骨腫など)
- 椎骨脳底動脈不全
- 大血管の動脈瘤(腹部大動脈瘤など)
- ダウン症者の第一頚椎のアジャスト
- 器質的に進行した疾患
- 急性感染症(高熱を伴う)
- 骨感染症(結核、バクテリア感染症、骨髄炎など)
- 進行性の神経欠損徴候を伴う明確な椎間板ヘルニア
- 馬尾症候群
- 脊髄空洞症 キアリ奇形
- 水頭症
- ケルニッヒ徴候、レールミッテ徴候陽性
- 急性脊髄症
- 詐病
相対禁忌
- リウマチ、膠原病
- ハイパーモビリティー、関節不安定性
- 不安定性脊椎すべり症
- 硬化性脊椎炎(強直性)
- 退行性変性関節症(炎症が活発な場合)
- 活発化した頚椎ヘルニア・頚椎症・脊柱管狭窄症
- 重度の捻挫、挫傷
- 骨粗しょう症、骨軟化症
- 大血管のアテローム性動脈硬化症
- ヒステリー、非協力的、依存的な方
当院に向かないお客様
- マッサージ・整体などリラクゼーションをとにかく長くしてほしい方
- ヒアリングや検査、施術計画に協力的でなく信頼関係を築けない方
- 最初から返金目的の方
- 1回で全部何とかしてほしい方
- カイロプラクターからの指示やアドバイスを全く守れない方
- 平気で無断キャンセルや遅刻、頻繁な予約変更をされる方
*上記の相対禁忌でも、状態には超軽度から重度まで幅広いので、カイロプラクティックが臨床上対応可能かつ有効な場合は経験上非常に多いといえます。
重大な副作用について
頚椎部位
- 椎骨脳底動脈不全
- ホルネル症候群
- 脊髄症
- 頚椎ヘルニア
- 病的骨折
胸椎部位
- 肋骨骨折
- 肋軟骨解離
腰椎部位
- 椎間板ヘルニアの神経症状悪化
- 馬尾症候群
- 腹部大動脈瘤破裂
カイロプラクティックには、上記の危険性があるはありますが、短期教育の施術者とは違い、WHO基準のカイロプラクターであればWHO基準に基づいた安全教育を受けているので、上記の副作用を起こす確率は天文学的な確率(文献によりけりですが、例えば頚椎アジャストメントにおいては1千万~40万回に1回とかの事故率)に下がります。
参照 カイロプラクティックの基礎教育と安全性に関するWHOガイドライン