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変形性股関節症
変形性股関節症とは?
股関節の軟骨が変性や摩耗することによって、股関節に変形をきたす非炎症性疾患のことを指します。
股関節の動きがスムーズでなくなり、歩きにくさや痛みが出ます。 寛骨臼外不全(股関節の屋根が浅く、股関節のはまりが浅い)や股関節脱臼、骨折などなんらかの原因疾患に続発して発症することが多く、これを「二次性変形性股関節症」といい、稀に起こる原因不明の場合を「一次性変形性股関節症」といいます。
どの関節であっても変形性関節症の割合は年齢と共に増加しますが、変形性股関節症は加齢だけで引き起こされるわけではないと言われています。 股関節周辺の筋肉の硬さや弱化、スポーツ等で習慣的に極端な動きを行う場合も関節へのストレスやインピンジメント(関節周囲での骨や筋肉の衝突)を招き、変形性股関節症を引き起こす可能性があります。
症状
1、進行初期 動き始めや長時間歩いた後の足の付け根のだるさ、痛み。 殿部(お尻)、腰部、大腿部(太もも)に痛みが出ることもある。
2、進行が進むと・・・ 痛みの増悪、夜間痛、じっとしていても痛む。 痛みだけでなく、以下の不具合も現れます。
- 左右の足の長さが不均等
- 痛みのある側に肩が揺れる異常歩行
- 股関節が上手く動かないため、靴下が履きにくかったり深くしゃがみ込む動作が辛かったりと、様々な動作に影響を及ぼし階段やバスの乗り降りも手すりが必要になります。
骨盤の構造や筋力の違いから女性に多いと言われており、20歳頃に何らかの痛みや違和感を訴えてその後、加齢とともに(40~50歳)進行します。
変形性股関節症は加齢や老化のイメージがあるかもしれませんが、多くは前述の通り二次性であるため年齢には関係なく発症します。
疼痛がそれほど強くない、または様々な理由で手術が行えない場合は保存療法(体重コントロール・杖の使用・歩行距離の制限・筋力訓練)ですが、重症度が高くなると投薬や手術となります。
カイロプラクティックによるアプローチ
カイロプラクティックでは変形した関節を元に戻すことはできませんが、痛む股関節の負担を最小限に減らし、痛みを軽減させたり進行を止めたりすることができます。
変形性股関節症に伴って生じた「脚(あし)の長さの左右差」「股関節の可動制限」「異常歩行」などによりバランスが乱れストレスがかかっている身体の部位に対しての施術を行います。
例えば、関節の問題だけでなく骨盤から股関節に付いている大殿筋や中殿筋、梨状筋などの外旋六筋、股関節と他の関節にまたがる筋肉(大腿直筋、ハムストリングス)等の筋バランスも調整し、アプローチをしていきます。
股関節は大腿骨頭と骨盤の一部から成り立っているため、骨盤をアジャストメント(調整)することも歩きやすさに繋がり効果的です。
患部周辺のみでなく、運動連鎖も考慮して身体全体を整えていくことで全体のバランスを整えて股関節にかかる負担を減らしていきます。 同時に病院でのリハビリテーションと平行して施術を行っても効果的だと考えます。
変形性股関節症は股関節の不安定性を引き起こし、股関節への負担が増大します。 そのため、筋力トレーニングが必要になってきます。
特に歩行時に骨盤を支える、股関節を外へ開く筋肉(中・小殿筋)、股関節の前後につく筋肉(大腿四頭筋・腸腰筋・ハムストリングス)などを鍛え、筋力低下を防ぎましょう! 効率よく動かすためには筋トレと合わせてストレッチも大切です。
当院でも必要に応じた筋力トレーニングやストレッチの処方も行うことができますので、是非ご相談ください。
変形性股関節症のある方への一言アドバイス
- 荷物を持つ場合はリュック、荷物を軽くする、変形がある側の手で持つ
- 杖の使用→変形のない側で使用する
こうすることにより、股関節にかかる負担を減らすことができます。 変形性股関節症に対する効果的なストレッチや筋力トレーニングを紹介いたします。
ストレッチ
ストレッチは全て30秒~40秒かけて気持ち良くストレッチを感じる程度に、左右交互に3セットずつ行いましょう。
ストレッチは頻度が重要です。 「朝だけ」「夜だけ」でなく、一日の中で複数回行うとより効果的です。
※注意・・・反動をつけずにゆっくり行う。決して痛くないように!
まずは腿の裏側のストレッチです。
腿の裏側のストレッチ
続いて腿の前側のストレッチです。
腿の前側のストレッチ
【注意点】腰が反らないように行いましょう。
お尻のストレッチ
腿の内側のストレッチ
【注意点】膝とつま先の向きを揃えましょう。
筋力トレーニング
反動を使わず「ゆっくり上げて3秒~5秒キープしてゆっくり下す」を10回行います。
無理せず、キープ時間はご自身で調整してください。 痛みが出ない範囲で行い、痛みがある場合は強度を下げるか、中止してください。
まずは腿の裏側の筋力トレーニングです。
腿の裏側の筋力トレーニング
1.うつ伏せになる
2.脚をゆっくり持ち上げる → キープ
3.脚をゆっくり下す
【注意点】身体が捻じれないよう脚は真っすぐ上げる、お尻を意識する。
腿の前側の筋力トレーニング
1.仰向けになる
2.脚をゆっくり持ち上げる → キープ
3.脚をゆっくり下す
お尻の筋力トレーニング
1.仰向けに寝て膝を90度に立てる
2.お尻をしめるように意識をしてお尻を真っすぐ持ち上げる → キープ
3.ゆっくりとお尻を下ろす
【注意点】膝・股関節・上半身が真っすぐになるように。腰を反らせないよう行う。
お尻の外側の筋力トレーニング
1.トレーニングする側を上にして横向きになる
2.ゆっくりと脚を持ち上げる → キープ
3.ゆっくりと脚を下ろす
【注意点】身体を真っすぐに保つ。身体が前後に捻じれないよう気を付ける。
他にも色々なストレッチや筋力トレーニングがあります。 日常生活動作などの指導も行っておりますので変形性股関節症でお困りの方はぜひ当院にご相談くださいませ。
最後に
当院は、目黒で開業して10年以上、皆様の股関節の苦しみと深く向き合ってまいりました。
目黒の股関節の施術においては当院の右に出る整体院はないと自負しております。 その証拠に当院にはたくさんのお客様の喜びの声や、医師や医療関係者の推薦、多くのお客様のご紹介を頂いております。
当院のカイロプラクティック整体はただの整体技術ではなく、医師も推薦する国際基準の正規のカイロプラクティックに豊富な臨床経験と鑑別技術、さらには当院オリジナルのスパイナルメソッドと哲学に裏打ちされた比類なき整体と言えます。
目黒において、変形性股関節症で苦しんでいる皆様に大いにお役に立てる確信があります。 目黒駅徒歩3分の目黒通り沿いの好立地にありますので、ぜひ一度お試し下さいませ。
臨時電話 08055471516 (SMSでもお気軽にご連絡下さい)
移転に伴う臨時電話番として08055471516までご連絡下さいませ。 SMSも可能ですのでお気軽にご連絡下さい。