目黒の整体 IZUMIカイロプラクティック ホーム>高齢者カイロプラクティックケア・老化予防(アンチエイジング)
高齢者カイロケア
姿勢やバランス維持の機能は、残念ながら加齢とともに低下していきます。
高齢者の場合、柔軟性低下(特に股関節・膝関節)、筋委縮や筋力低下(特に下肢)などがみられ、神経伝達速度などが低下するため、刺激に対する身体の反応が遅くなり姿勢維持が難しくなり身体の動きが緩慢になります。 また細かい動きも苦手になり、体幹や股関節の運動を利用した大きな動きによるバランス調整が多くなります。
こうして姿勢の維持が困難になっていき、転倒や外傷、機能低下とつながってしまいます。歩行も動きが小さく弱くなり、つま先が地面から離れる距離が減少しやすい傾向にあります。
これらの身体の機能が低下し要介護になるリスクの高い状態はロコモティブシンドロームと呼ばれます
生命に直結するものではないにせよ、ロコモティブシンドロームになってしまうと生活の色々な動作が転倒などケガのリスクになります。
もし骨折などで動かない期間ができてしまうと筋力が弱くなるので、色々なことが一人で行えなくなり日常生活が非常に不便になるでしょう。
悪い場合には寝たきりになってしまい、そこで健康寿命は終わってしまうというわけです。それは悪い場合の話ですが、そうならないように
特に高齢者の健康維持のためには歩行能力の維持が必須であり、それが心肺機能維持、転倒防止(骨折→寝たきりにつながる)、脳の呆け防止にもつながります。
ただし、加齢とともに代謝が遅くなる関係上、施術効果も比例して遅くなってしまうので、継続的なメンテナンスケアが必要です。
劣化する背骨
加齢による変化のひとつに椎間板や背骨の退行性変性(老化)があります。
特に椎間板は20代後半から血管が届かなくなり、周囲の関節が動くポンプ作用によって栄養が渡されるようになるため、長年のゆがみがある方は椎間板への栄養が行き届かず椎間板の状態は非常に悪くなります。
椎間板が潰れるように薄くなってくると骨同士がぶつからないようにするクッション機能がなくなってしまうので、骨同士がぶつかり合うようになります。
長年ぶつかっている部分はトゲのように尖る変形を始めるため、それが神経を圧迫したり、関節の動きをさらに悪くさせてしまうのです。これを防ぐには背骨が変形しきってしまう前に背骨のケアを行い椎間板のクッション機能を維持することが大切です。
背骨の退行性変性の模型 右に行くほど椎間板が潰れ骨が変形
筋力の衰えは背骨が曲がり、神経にも悪影響を及ぼし、ひいては身体全体の問題を引き起こします。一度カイロ整体を受けると気分はスッキリし、背筋も伸び、身体のメンテナンスを行っている実感を持てるでしょう。 長生きでも病気がちでは気分が晴れません。
日常生活がひとりでできるように(ADL向上)、人生の質を高められるように(QOL向上)、健康な長寿を目指しましょう。
高齢者カイロケアの整体方針の一例
- 関節機能を(特に背屈筋)を維持させることでバランス感覚を良くし、歩行を安定させる
- 足関節、膝関節、股関節、仙腸関節、頚椎の機能や運動の正常化により姿勢維持に必要な感覚受容器からの入力を高める
- 転倒防止のために、股関節機能・柔軟性を維持し、外転筋・内転筋の筋力低下を防止する
患者様の声
坂本弘子さん85歳
2022 8/18
股関節の痛みがひどく足を上げて歩くことができない状態でしたが施術のたびに痛みが薄れ、お陰様で今はだいぶ歩けるまでに回復しました。強い痛みが3ヶ月以上も続いていて整骨院で痛み止めを処方されても全く効かず気持ちも落ち込んでいたところIZUMIカイロプラクティックを紹介してもらいカウンセリングを受けました。
85歳の高齢にもかかわらずとても親身に状況を聞いて下さり施術を受けて3回目からいには「もう一度歩きたい!」という思いから「もう一度歩ける!」という思いに変わり自信がついてきました。
もう歩けないと半分あきらめていたので股関節の痛みが薄れ足を上げて歩くことができて本当に嬉しく感謝しています。そして、4回目には3週間おきくらいの通院間隔で問題ないとまで仰って頂くことができました。
先生の丁寧な施術のおかげです。ありがとうございました。
研究データ
2024年8月22日
脊椎の痛みは高齢男性の認知機能障害と関連することが研究で報告されています。
このなかで、背骨の痛みがある高齢男性は、ない高齢男性に比べて認知スコアが低いことが判明しました。
そして認知機能は女性と比較して低いことも明らかになり、著者らは背骨の痛みは潜在的な神経変性の修正可能な危険因子として考慮されるべきであると結論付けました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38367242
WFC公衆衛生委員会委員長のDrクレア・ジョンソンは「カイロプラクティックの治療を受ける人の高い割合が脊椎の痛みを抱えているという事実を考慮すればこれは重要な研究であり、カイロプラクターは、高齢に起因する認知機能低下や認知症患者を含めて生涯を通じて患者に提供できることがたくさんある。」と述べています。
Byfield DC, Stacey BS, Bailey DM. Cognition is selectively impaired in males with spinal pain: A retrospective analysis of data from the Longitudinal Study of Ageing Danish Twins. Experimental Physiology. 2024 Feb 17.
2023年12月
高齢者におけ頭部前方位姿勢と精神、身体機能の関連が明らかになりました。
認知機能が高いほど頭部姿勢が良くなり、頭部姿勢が良いほど握力やつまむ力が強くなるとの事です。
Celik HI,Unver B,Akbas E,Erdem EU,Head posture mediates the association of cognition with hand grip and pinch strength in order adults:an examination the association ofcognition with hand grip and pinch strength in order adults:an examination using structual eqation modeling. BMC Musculoskeletal Disorders.2023 Dec;24(1):1-8
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移転に伴う臨時電話番として08055471516までご連絡下さいませ。 SMSも可能ですのでお気軽にご連絡下さい。