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ストレスとカイロプラクティックは永遠のライバル!?
1 悪名高きストレスさん、でも実はイイやつかも?
皆さま、これまでにストレスを感じたことがないって言う方に会ったことはありますか?おそらくいないと思います。
ただ、気づいてないか、強がりでそう言う方はいらっしゃるかもしれません。
残念ながら、私たちの生活はストレスから完全に逃れられることはできません。
そもそも、ストレスがないという人は原理上ありえないのではないでしょうか。
ストレスにはネガティブな悪役イメージばかりが先行していますが、実はストレスには、体にとって良いストレス(ユーストレス)と悪いストレス(ディストレス)の2種類があります。
カラダに良いストレスがあるなんて意外ですよね。
でも実は、適度なストレスはカラダに張りやツヤ、気力を与えてくれます。
カンタンにいうと、カラダにとって適度なストレスは旧き良きライバル関係みたいなものです。心身にとって良い糧にもなりえるのです。
2 都会と田舎のライフスタイル
これは例えがあまりうまくはないかもしれませんが、お話します。
私は岩手県というメジャーリーグやプロ野球で有名な大谷翔平選手や佐々木朗希選手が出身の田舎の中の田舎で育ちましたが、田舎は超スローライフです。
ストレスは一概には言えませんが、東京と比べると少ないように感じます。
私は東京に出てきて、もう25年以上経ちまして岩手にいた頃より長くなってまいりましたが、東京はいつも時間や何かに追われて、常に忙しく生活が張りつめているような感覚を覚えることが多いです。その分、娯楽や刺激に富む場所も田舎よりかはやはり多いものです。
年に一度、故郷に帰ると地元の同級生たちの老け込み方に驚かされます。
相手も私に対して、もちろんそう思っているとは思いますが…でもやはり、都会に住んでいる同級生たちのほうが地元の同級生たちより明らかに、肌つやや体型、髪質などが平均的に若く見えます。
これはまだ40代の話なので、もう少し先まで様子を見てみないと何とも言えませんが、現時点では経験上、真実相当性が高く見受けられます。
ただ、ゆったりし過ぎた時間の過ごし方や刺激の少ないストレスフリーなライフスタイルも、時間に追われる多忙でストレスフルなライフスタイルも、その人その人によって向き不向きの相性がありますし、どっちが正解というわけでもないですし、年齢によって変わるかもしれないですし、その人にとって適度なバランスが取れていればきっとよいのではないでしょうか。
3 ストレスは人生のスパイス
普通、ストレスというとディストレス(悪いストレス)のことを指します。
でも実は、同じストレスでも受けとめる人によってはユーストレスにもディストレスにもなり得ます。
要は、ストレスとの付き合い方は、私たちの心ひとつであるとも言えるのです。
すなわち、ストレスは必要悪でもあり、必要善でもあるのです。
面白い例として、ホルミシス効果というのも見逃せません。
これは、高用量だと人体に危害が強いものを、弱いごくわずかの低用量に曝露されることにより耐性や免疫力、抗酸化力がつき、結果的にはカラダが強くなるという作用のことを言います。
ラドン温泉や放射線治療、ワクチンなどが分かりやすく、またホメオパシーもある種、この効果が含まれるのかもしれません。
また、カンタンなところでは、無菌状態や汚いものを徹底的に遠ざけようとする潔癖症が、皮肉にも免疫力を下げてしまうというのも分かりやすいかもしれません。
汚いもの、悪いもの、害があると言われているものでも、ある程度(超弱毒の低用量)は曝露したほうが、結果的にはカラダにとってはプラスになります。
これは、ストレスにも同様に当てはまるわけです。
4 悪いストレス(ディストレス)ってなに?
さて、以下に有名なディストレス(悪いストレス)を列挙します。
①精神的なストレス
人間関係の不仲、過去のトラウマ、緊張、不安、怒り、恐怖、後悔、自責他責、マイナス思考や強迫観念、近親者の死や目標を見失ったり、事業の失敗、引退による喪失感、ネガティブなニュース、心配性、繊細さ、真面目、神経質、内向的、こだわりが強い、感情抑制などの偏った性格
②肉体的なストレス
背骨、骨盤の歪み、過労、過度な運動、運動不足による筋力低下、老化、過食、飢え、睡眠不足、不良姿勢、呼吸不良による酸欠、出産や更年期などのホルモンバランスの変化、病気など
③物理的なストレス
外傷、事故、騒音など
④化学的なストレス
薬物、農薬、食品添加物、栄養不良、栄養過多、暴飲暴食、脱水、アルコール、たばこ、環境ホルモン、ワクチン、禁止薬物など
⑤生物学的ストレス
ウイルス、寄生虫、カビ、細菌などの感染
⑥社会的ストレス
借金など生活苦、転居、転勤、ブラック企業、リストラ、慣れない新しい環境など
⑦環境ストレス
過度の紫外線、電磁波への曝露、水質汚染、放射能汚染、環境汚染物質、大気汚染物質、花粉など
⑧天候ストレス
気温、気圧、湿度の高低差、寒暖差、極寒、暑すぎ、乾燥しすぎ、蒸しすぎ、台風など
⑨霊的ストレス
目には見えない世界の問題、すなわち因縁業苦のことです。
以上、私たちは上記のたくさんのストレスに囲まれて生活しています。
これらを回避することって、事実上、不可能ですよね?
5 ストレッサーってなに?
厳密に言うと、ストレスとは医学的にはストレッサーといって、ストレッサー(トリガー要因)が身体内部に起こす適応反応をストレス(内的反応)といいます。
ボールで例えますと、ストレッサーがない状態のボールは球体のままなのですが、ストレッサーがかかった状態ではボールがへこんだ状態となり、このへこんだ状態をストレスと言います。
普通はホメオスタシスというカラダを一定に保つ仕組みやレジリエンス(心身の復元力)があり、これがストレスから身を挺して守ります(へこんだボールが元に戻る)が、ストレスが長く強くかかり続けると、徐々にホメオスタシスが侵されていき、ついにはシャットダウンしてしまいます(ボールが破裂する)。
6 ストレス学説とは
ここで、ハンス・セリエ教授の有名なストレス学説、汎適応症候群についてご紹介致します。
まず、上記のストレスがかかったときに警告期(数分~1日)といって、ストレスに対して、身体が緊急反応をします。(ストレスに対応するための態勢を整える段階)
警告期(数分~1日)
警告期は、ストレスに対して、身体が緊急反応をします。(ストレスに対応するための態勢を整える段階)
最初は🅰ショック相といって、ストレスに対してうまく対応出来ないのですが、 すぐに、🅱反ショック相(急性防御反応)といって、ストレスに対して今度は身体がうまく対応していきます。(交感神経↑アドレナリン↑)
次に抵抗期に移ります。
②抵抗期
抵抗期は、ストレスに対してカラダが完全に適応し抵抗出来ている状態(抗ストレスホルモンのコルチゾールが活躍)であり、バランスが取れていますが、これが長く続いてしまうと徐々に適応できなくなってしまいます。
すると、今度は疲憊期となります。
③疲憊期
これは、適応エネルギーが消耗、枯渇し、徐々にストレスに対抗しきれなくなり、最初のショック相に似た状態になります。 最悪の場合、死に至ります。
分かりやすい具体例としてはうつ病や重篤な自律神経失調症、がんなどが挙げられます。
このモデルを汎適応症候群と呼びます。
7 ストレス下の体内の適応反応の流れをもう少し詳しく…
①交感神経が優位
ストレスがかかるとまずは自律神経系では交感神経が優位になり、交感神経特有の逃走か闘争の反応が起こります。
命を守るために起こる防衛反応が起こります。
具体的には、心臓が活発になり、血管を収縮させ、心拍数を上げて、血圧を上げて、呼吸は早く、浅くします。
これによりカラダがストレスに対抗すべく、よりアクティブに戦えるようにします。
②コルチゾール(抗ストレスホルモン)
また、内分泌系ではコルチゾール(抗ストレスホルモン)が上昇し、ストレスに抵抗します。
具体的には、交感神経を刺激したり、血糖を上げたり、脂肪を分解して、カラダのエネルギー作ります。
そして、カラダの炎症を抑え、免疫を抑えます。
免疫が抑制されるので、ストレスが長期にわたると免疫が次第に弱っていきます。
8 ホメオスタシスってなに?
ホメオスタシスとは、生体恒常性といって、内外のストレスからカラダを守り、体内環境をストレスに適応させて、生体システムを一定に保つ極めて重要な仕組みです。
神経系、内分泌系、免疫系が三大システム(トライアングル)で、過大なストレスにより、このバランスが失われてしまいます。
他にも消化器系、循環器系、泌尿器系などももちろんあり、ホメオスタシスによって一定に保たれなければなりません。
カイロプラクティックの整体施術によって、自律神経バランスが整えられるので、結果、ホメオスタシスも整えられると信じます。
実際、臨床上はこの仮説の真実相当性が高いと確信しております。
9 教えて!安保先生
また、もう一つ、私が尊敬する元新潟大学大学院医学部の免疫学教授の故安保徹先生の理論も紹介します。
これは、自律神経系(上位中枢)が内分泌系(下位中枢)を通して、免疫系(白血球分画)をコントロールしているという説であり、
①交感神経が長期過剰優位
交感神経が長期過剰優位になると、
アドレナリンが過剰分泌
→顆粒球(細菌を殺菌する役割)が増える
→増えすぎると常在菌までも顆粒球の活性酸素によりやられてしまい、組織破壊の炎症を起こしやすくなります。
これにより、胃炎、胃潰瘍、痔、歯周病、がん、老化、動脈硬化、化膿性炎症などを起こしやすくなります。
要はカラダの酸化(サビ)が進みます。
さらには交感神経過剰優位(悩み過ぎ、働きすぎ、怒り過ぎ、ストレスフル)により、血流が悪くなり、低体温、低酸素となり、結果、リンパ球が減り、免疫力が低下します。こうして、がんなどになりやすくなります。
②副交感神経が長期過剰優位
次に副交感神経が長期過剰優位になると
→アセチルコリン大量分泌される
→リンパ球(抗ウイルス、抗がん免疫の働き)が増える(免疫力アップ)
→そして、顆粒球は減ります。
血管が拡張し、血流アップ、体温アップと副交感神経はとても重要な神経であり、リラックスしたり、食事をしたり、寝たり、笑ったりするときに活発になる神経ですが、長期的な過剰優位はやはり良くありません。
リラックス過剰は気力、体力の減退、過食による肥満も招きます。
また、副交感神経過剰優位により血管が拡張しすぎてうっ血が起こり、逆に血流が悪くなります。
このときに大きなストレスがかかると、 うつやアレルギー疾患(アトピー、喘息、花粉症など)、リウマチなどの膠原病になりやすくなるからです。
以上、ここでもやはり、交感神経と副交感神経の偏り過ぎない適度なバランスが大切であることが示唆されましょう。
10 まとめ
上記をまとめると 過大なストレスは交感神経過剰優位を招き、最初はコルチゾールがストレスに対抗できているのですが、長期化すると次第に形勢が逆転し、負け始めてしまいます。
ストレスが長期化して、疲労困憊してしまう前にカイロプラクティックにより、生命力、ストレス耐性を上げていくことが大事です。
過大なストレスは背骨や骨盤の歪みとして投影され、交感神経の過剰優位を作ってしまいます。
そこで、カイロプラクティックの整体施術により、交感神経をジャミング(妨害電波)している背骨の歪みをアジャスト調整することによりジャミングを解消し、シーソーのように過剰な交感神経を下げて、抑圧された副交感神経を上げていくことができていると臨床的に実感しております。
また、過剰な副交感神経優位に対しましても、カイロプラクティックの自律神経調整作用によって、交感神経を上げていくことができると信じます。
そして、自律神経のバランスの改善によって免疫力が高まり、ホメオスタシスが整えられ、体質改善、健康回復に向けて大きくお役に立てると臨床上実感しており、当院では、カイロプラクティックの可能性、すなわち時としてまるで奇跡のような感動を生み出す出会いをこれからも信じ続けてまいります。
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