症状別解説|坐骨神経痛その②もっと詳しく|目黒にある当院のカイロ施術は本気で痛みや悩みを改善したい方にオススメの整体です。

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坐骨神経痛その②もっと詳しく

坐骨神経分布域(主に臀部、下肢後面、外側面)に放散する疼痛、神経痛です。

坐骨神経痛は腹痛や頭痛と同じく病名ではなく症状を指しており、原因は様々ですが坐骨神経への圧迫などのストレスにより引き起こされる事がほとんどです。

※坐骨神経領域に痛みがあり原因が分かっていない場合でも坐骨神経痛と呼ぶことがあります。

坐骨神経痛の症状

第4腰神経(L4)〜第3仙骨神経(S3)により構成される仙骨神経叢の枝で、人体で最も幅広く最長の神経です。

坐骨神経は脛骨神経と総腓骨神経の2つが結合組織の鞘に包まれて形成されており、大坐骨孔(骨盤)→梨状筋下孔(梨状筋の下)を通り骨盤外へ→坐骨結節と大転子の中間部→大腿後面を下降し膝関節で脛骨神経と総腓骨神経に分かれます

代表的な坐骨神経痛の原因について

  • 腰部椎間板ヘルニア
  • 腰椎分離すべり、変性すべり症
  • 脊柱管狭窄症
  • 腫瘍
  • 梨状筋症候群

などは髄核の膨隆、脱出や変性した骨組織、筋の過緊張などにより直接的に神経が圧迫、絞扼される事により坐骨神経痛が起こります。

  • 変形性股関節症
  • 椎間関節、仙腸関節症候群
  • トリガーポイント

などは直接的に坐骨神経に対して圧迫やストレスを与える事はなく、関連痛として坐骨神経痛に似た痛みを引き起こすタイプです。

上記の中でも・梨状筋症候群・椎間関節、仙腸関節症候群・トリガーポイントについては病院の検査では見落とされがちな部分でもあります。

今回は見逃されやすい原因について解説していきたいと思います。

椎間関節、仙腸関節症候群

症状別解説の「腰痛」ページに記載しているので是非ご覧ください。

椎間板ヘルニア

症状別解説の「椎間板の問題」ページに記載しているので是非ご覧ください。

トリガーポイントとは

筋内の中にある形成される硬結で刺激すると強い痛み、各筋肉特有の関連痛を引き起こします。

硬結の大きさは筋肉の大きさ、形状、タイプによって変化し、トリガーポイント形成メカニズムは諸説ありますが、不良姿勢がトリガーポイント活性化の大きな要因であり、形成されると痛みのみならず自律神経系にも悪影響を及ぼす事が判明しています。

梨状筋症候群とは

坐骨神経が梨状筋により絞扼される事で発生する臀部〜大腿後面の疼痛、神経痛です。

梨状筋が原因であるため梨状筋の圧痛、動作や肢位によって疼痛に変化があります。

逃避行動として、しゃがみ込みを避ける、股関節外転位(ガニ股)で歩行、臀部圧迫を避けるため患側(痛い側)の臀部を浮かせて座るなど、梨状筋へのストレスを減らす行動がみられます。

梨状筋とは

仙骨から起始している筋で骨盤の運動や安定に関わり神経支配は仙骨神経叢。
坐骨神経や血管が隣接し、作用は股関節の外旋、股関節屈曲60°〜は股関節内旋、屈曲90°では股関節水平外転とポジションによって作用が変化する事が特徴です。

原因について
  • 前述の通り梨状筋は仙骨神経叢支配であり、坐骨神経は第4腰神経(L4)〜第3仙骨神経(S3)の仙骨神経叢から出ているため、L4〜L5の椎間関節、S1〜S3の骨盤帯に問題があると神経支配筋である梨状筋などの異常な筋緊張を引き起こし、その結果として坐骨神経、坐骨神経と併走する血管も絞扼され局所的な循環障害、疼痛、神経痛を発症。
  • 梨状筋症候群は男女比1:6と女性に多く、女性の方がホルモンバランスの影響から骨盤帯が不安定になりやすい。
  • 生まれつき坐骨神経と梨状筋の位置関係が解剖学的にズレているケース※坐骨神経が梨状筋を貫いているパターンなど。
  • スポーツでの繰り返される負荷や臀部への打撲など外傷的要因。
  • 股関節の問題による梨状筋の過剰な伸張、収縮ストレス。

カイロプラクティックでは

坐骨神経痛と椎間関節、仙腸関節、不良姿勢、筋のアンバランスは非常に深い関係にあります。
問診、触診、検査で原因を特定し、その原因に対してのアプローチは勿論、脊柱、骨盤を中心とした身体全体の機能および生活背景を考慮した施術を行っていく事により坐骨神経痛の改善、予防のお力になれると考えております。

坐骨神経痛でお困りの方は、是非一度カイロプラクティックを受けて頂く事を推奨致します。

殿皮神経障害とは

骨盤、殿部(おしり)の痛みや圧痛に加え状態によっては太腿、足にも痛みやしびれを訴える可能性があり腰部ヘルニア、脊柱管狭窄などに間違えられることが多くみられる末梢神経絞扼障害です。

最近では新型腰痛といわれることもありますが、腰痛患者の約1割程度が殿皮神経障害(上殿皮神経、下殿皮神経)と言われており臨床上も珍しくありません。

また産前、産後にホルモンの影響よりいわゆる反り腰姿勢になってしまうことで胸腰移行部(下部胸椎と上部腰椎の境目)にストレスがかかり殿皮神経領域に痛みを訴えるケースがみられます。

殿皮神経とは

腰や骨盤から始まり骨盤とおしりの感覚を司る感覚神経です。
殿皮神経障害で痛みを訴える原因になるのは①上殿皮神経②中殿皮神経の2つで

①上殿皮神経は腰椎の上1〜3番目からはじまり「腰の下部の胸腰筋膜」を貫通して腰、臀部へ
②の中殿皮神経は骨盤から神経がはじまって「骨盤に付着する靭帯、大殿筋」を貫通して腰、臀部へ

この殿皮神経がそれぞれ貫通する部分で絞扼されたり、神経が出ている関節(上部腰椎や骨盤)に問題が生じると殿皮神経障害が引き起こされます。

セルフチェック

ご自身で出来る簡単なチェック方法として次のポイントを押してみて、痛みが誘発されるようでしたら殿皮神経障害の可能があります。

◯→上殿皮神経の圧痛点
△→中殿皮神経の圧痛点
※殿部の赤いエリアに痛みが放散する場合もあります。

カイロプラクティックでは

臨床上、殿皮神経障害に対するカイロプラクティック施術の効果は高いと考えております。
特に反り腰姿勢による胸腰移行部へのストレス、骨盤の歪みが原因で痛みを訴えている場合、胸腰移行部や骨盤に対して的確にアジャストメント(調整)をすることがとても効果的です。
※胸腰移行部へのアジャストメントは非常に高度の技術が必要とされますが、専門家であるカイロプラクターなら可能です。

また胸腰筋膜は腰〜骨盤の筋肉や靭帯だけではなく広背筋や僧帽筋など背中、肩の筋肉とも繋がっており、上半身の影響を強く受けます。
よって当院ではお身体全体のバランスをしっかりと整えていきます。

 

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