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変形性腰椎症
腰椎症(ようついしょう)とは?

腰椎症とは、加齢や姿勢の崩れによって腰の骨や椎間板・靭帯などが変性し、腰の痛み・こり・動かしにくさなどが現れる状態をいいます。
「腰椎症(spondylosis)」は画像で確認される退行性変化の総称であり、必ずしも全員に症状が出るわけではありません。
つまり、「レントゲンで変形がある=痛みの原因」とは限らないのです。
正確な原因を見極め、姿勢や生活動作まで含めた総合的なケアが大切です。
症状

- 長時間座っていると腰が重い・だるい
- 朝起きた時に腰が伸びにくい
- 慢性的な腰のこりや違和感
進行すると…】

腰椎の変形や椎間板の変性が進むと、神経を圧迫しやすくなります。
片側の臀部から足先にかけての痛み・しびれ(神経根症)や、歩くと足が重くなる(間欠性跛行)などが現れます。
さらに、重度の腰部脊柱管狭窄やヘルニアでは「馬尾症候群」と呼ばれる状態になることがあり、両足のしびれ・脱力、排尿障害、鞍部の感覚鈍麻(股の間の感覚異常)などが出現します。
⚠️ このような症状は緊急対応が必要です。早めに整形外科を受診してください。
腰椎症が起こる原因

- 加齢による椎間板・関節・靭帯の変性
- デスクワークやスマートフォンによる猫背、前かがみ姿勢
- 運動不足による筋力低下
- 長時間の同一姿勢
近年では20〜30代でも、姿勢や生活習慣に起因する腰の不調や椎間板変性が増えているようです。
セルフチェック

・前屈テスト 立ってゆっくり前にかがむ
⚠️腰中央または片側に痛み・突っ張り
・後屈テスト 腰に手を当ててゆっくり反らす
⚠️腰部局所の痛み・突っ張り
・片脚立ちテスト 片脚で10秒間静止(両側)
⚠️バランス崩れ・痛み・ふらつき
これらのテストで引っかかる場合はもしかしたら身体の機能が低下しているかもしれません。
病院での一般的な治療

軽度の場合は、
●安静・コルセットなどの保存療法
●消炎鎮痛剤・湿布などの薬物療法
●理学療法(牽引・温熱など)
で経過をみます。
症状が強く、日常生活に支障が出る場合は、
椎弓切除術・椎間板切除術・固定術などの手術が検討されます。
カイロプラクティックでのアプローチ

カイロプラクティックでは、変形を元に戻すことはできませんが、腰椎への負担を軽減し、痛みやしびれの改善・再発予防を目的とした施術を行います。
腰の痛みは、必ずしも腰だけが原因ではありません。
当院の臨床経験上、腰椎症の方は骨盤や股関節、胸腰移行部(背中から腰に移行する部位)を中心に全身のバランスが崩れているケースが多くみられます。
また神経へのストレスが腰以外の複数箇所に存在し症状を誘発させていることもあります。
当院では、WHO基準に基づいた安全なカイロプラクティックケアを提供しています。
痛みのある部分だけでなく、全身の構造と機能のバランスを整えることで、
再発しにくい体づくりをサポートします。
●カイロプラクティックアジャストメント(関節調整)
●筋膜リリース・軟部組織テクニック
●アクティベーター(専用器具による低刺激矯正)
などを組み合わせ、全身のバランスを整え、根本改善を目指します。
腰椎症は改善するのか?

腰椎症や椎間板ヘルニアによる神経根症は、
多くの場合で数週間〜3ヶ月以内に改善します。
MRIでヘルニアの縮小が確認されることもあります。
ただし、進行性の筋力低下や排尿障害がある場合は、早期の外科的対応が必要です。
また非常に大切なのは痛みが落ち着いた後も、姿勢・動作・骨盤の安定性を整えることで、再発の予防をしていくことです。
避けた方がいい動作

近年の研究では、「○○してはいけない」と一律に制限するよりも、
「症状が悪化する姿勢を避ける」ことが重要とされています。
脊柱管狭窄の方:前かがみ(屈曲位)で楽になることが多い
椎間板ヘルニアの方:長時間の座位や過度な前屈で悪化しやすい
個人差があるため、「自分にとって楽な姿勢」を探すことがポイントです。
痛みが強い時の寝方・対処法

痛みが強い時は無理をせず、まずは痛みを抑えることが大切です。
必要に応じて医療機関の受診を検討してください。
おすすめの寝方は
★仰向けで膝の下にクッションを入れる
★横向きで膝を軽く曲げ、膝の間に枕を挟む
セルフケアと予防法

●1時間に1回は立ち上がり、軽くストレッチ
●ウォーキングや水中運動で体幹と下肢の筋力維持
●睡眠・食事・ストレス管理で身体の回復力を高める
腰椎症は「年のせい」だけでなく、
姿勢・生活習慣・筋バランスが大きく関わる「生活病」ともいえます。
症状が軽いうちから身体のバランスを整えることで、痛みの再発を防ぎ、快適に動ける身体を取り戻すことができます。




















