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シンスプリントとは?
シンスプリントは、ダッシュや急なストップ、ジャンプの着地などの負担が蓄積することにより脛骨(すね)周辺の筋肉や骨膜(骨を覆う膜)に炎症や痛みが生じる疾患です。
シンスプリントは疲労骨折の前段階とされており、オーバーユース障害の代表です。
症状は?
①痛み
・脛(すね)の内側の痛み
初期段階では運動後に違和感や痛みを感じる程度ですが、進行すると徐々に運動中も痛みを感じるようになり、痛みも強く範囲も広がっていきます。
安静にしていると軽快することが多いです。
・症状が進行すると、痛い部分(すね)に腫れや熱感を感じることがあります。
どんな人に多い?
・特に陸上競技やバスケットボール、サッカーなど跳んだり走ったりすることが多いスポーツをしている人。
・中学生〜高校生(12歳〜18歳)に多くみられる。
原因は?
①過度な運動負荷
ランニングやジャンプの着地、切り返し動作や急な運動強度の増加が筋肉や骨に負担をかけ、炎症を引き起こします。
②不適切なシューズ、足の問題
・サポート力が不足していたり、自分の足に合わないシューズの使用
・偏平足や回内足など足の機能的問題
これらは足に負担がかかる原因になります。
③硬い地面での運動
アスファルトやコンクリートの硬い地面で長時間走ったり、繰り返しのジャンプ動作は、シンスプリントを引き起こす原因になることがあります。
④柔軟性の低下
柔軟性が低いと適切に衝撃を吸収できず、足に大きな負担がかかります。
⑤休養、ケア不足
適切な休養、アイシングやストレッチを行うなどのケアが不足していることも原因になります。
シンスプリントの予防法
①ウォーミングアップとクールダウン
運動前には動的ストレッチ、運動後には静的ストレッチを行いましょう。
必用に応じて運動後にアイシングをするのもGOOD。
②シューズ選び
自分の足に合った靴を選ぶことが重要です。ランニングシューズなど、衝撃を吸収できる靴を選びましょう。
また、皆さんが思っている以上にシューズの寿命は短いものです。(使い方によりますが半年ほど)
足のためにシューズの新調も考えましょう。
③運動負荷の調整
運動強度を急激に増やさないようにしましょう。
適切な休養を取ることがシンスプリントの予防に繋がります。
カイロプラクティックでのアプローチ
シンスプリントはオーバーユース障害なので「休養」、「運動量の調整」が一番大切です。
その上でカイロプラクティックの観点における
①足部関節の評価、調整
②足部筋肉の調整
③身体全体の評価、調整
④動作指導
を行っていきます。
シンスプリントになる方は、足部アライメント異常(偏平足など)、身体のバランスが崩れていることによる運動連鎖のエラー、無理な動作、過剰な運動量が多くみられます。
足は歩行時で体重の1.5倍、走行時には3〜4倍の負荷が掛かります。
これは足、身体全体の機能が働いてる場合であって、バランスが崩れていると上記以上に大きな負荷が掛かります。
ですからカイロプラクティックケアで関節、筋肉の機能を正常化or向上させることで負担を減らし最短での運動復帰、動作改善による復帰後のパフォーマンス向上を目指します。