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自分に合った最高な食事とは!?
私たちは食べたものからできている

「You are what you eat」という英語の中の有名な格言があります。
これは「私たちは食べたものからできている」という意味です。
私たちは、この世に産まれる時に、お母さんのお腹の中で胎児として形作られます。
その身体は、お母さんが食べている食事の中の栄養から作られます。
そして産まれた後も、お母さんの栄養から作られた母乳を飲み、その後に自分で食べられるようになると、食べ物から得られる栄養で常に新しい細胞を作り、新陳代謝を行い、身体を動かしています。
そうなってくると、何を食べているかによって私たちの身体が大きく変わってくるということは想像出来るのではないでしょうか。
自然な食べ物をバランスよく摂ることで、健康を維持し、病気を予防することも出来ますし、逆に質の悪い食事を摂っていると、身体の不調や病気につながることもあります。
例えば、双子で産まれた2人がいて、両親からの遺伝子は全く同じで顔や体型も同じ(先天的な要因)だったとしても、その後の生活している環境(後天的な要因)によっては、まったく2人の人生(健康状態)が違ってきてしまうということはよくあることです。
ストレスや生活環境はもちろん、とくに食事の重要性というのはこの後天的な要因に大きく関わってくると言っても過言ではないでしょう。
どんな食べ方が一番良いのか!?

今の世の中には、たくさんの食事療法が存在します。
そして、食事療法を作った方やその食事療法を発信している人達は、その食事療法によって自身の体調が大きく改善した経験がある方なので、非常に強い発信力があります。
そしてその影響力も計り知れません。
しかし、私の20年以上の臨床の中では、何か一つの食事療法をとって見ても、それを実践することで体調が良くなる方がいる一方、逆に具合が悪くなってしまう人も必ず存在しているということがわかります。
実際に、何かしらの食事療法を行うことで具合が悪くなってしまい、来院された患者さんをたくさん見てきているからです。
以前の記事「カイロプラクティック栄養学のはじめ」でもお話しましたが、たんぱく質、脂質、炭水化物の3大栄養素のバランスというものも、もちろん推奨されている基準のようなものはありますが、実際にはその個人個人によって最適なバランスは変わってきます。
このバランスには、人によるエネルギーの使い方の違いが関わっています。
いわゆるエネルギー代謝のタイプによってどのようなバランスで3大栄養素を摂っていけば良いのかが決まってくるのです。
例えば、炭水化物はエネルギーにして燃焼するのに時間がかからない燃料、そして逆にタンパク質や脂質は、燃焼に時間がかかる燃料なのですが、実は人によって、その燃料を燃焼するのが速いタイプ(Fast Oxidizer)と遅いタイプ(Slow Oxidizer)があり、その代謝タイプによって3大栄養素の最適なバランスが大きく変わってきます。
燃料を燃焼するのが速いタイプの方(Fast Oxidezer)は、燃焼に時間がかからない炭水化物だけを摂ると速い段階で、燃料が枯渇してしまい、エネルギー切れになってしまうので、燃焼に時間がかかるたんぱく質と脂質をしっかりと摂る必要があります(たんぱく質タイプ)。
逆に燃焼するのがゆっくりなタイプの方(Slow Oxedizer)は、炭水化物を多めに摂ってもゆっくりと使っていけるので、燃焼が持続してくれます。
もちろん炭水化物ばかりの食生活は血糖値に負担をかけてしまうので注意は必要ですが、こういう方は、炭水化物の割合が多いバランスが合っている方(炭水化物タイプ)です。
そして、この中間のタイプである「ミックスタイプ」の人もいます。
タイプ別の推奨3大栄養素比率

・たんぱく質タイプ
【炭水化物】:【たんぱく質+脂質】
3:7
・ミックスタイプ
【炭水化物】:【たんぱく質+脂質】
5:5
・炭水化物タイプ
【炭水化物】:【たんぱく質+脂質】
6:4
このタイプを判定するのには、質問形式の代謝タイプテストや食事のステップがあるのですが、その紹介についてはまたの機会に譲るとして、ここでは人によって最適なバランスが違うということを頭の片隅に覚えていただけると嬉しいです。
さて、このような遺伝的な要素も関係するような産まれながらにして持っている「代謝タイプ」以外にも、その時の自分の体調によっても「合う食事」や「合わない食事」が変わってきます。
さらに言うのであれば、健康な時と病気の時では摂る食事が変わってくるということでもあります。
例えば、自分の体調が悪い時や病気の時は、消化力や代謝能力が落ちているので、食べられないものがあったり、アレルギーが引き起こしやすくなります。
また食べたものをうまく代謝出来ないことで酸化してしまったり、毒素が溜まることで病気にもつながりやすくなります。
もちろん、健康な時には良いと言われるような食べ物が、病気の時にはアクが強すぎて合わないパターンもあります。
例えば、体調が悪い時には、緑が強すぎる野菜よりは白い白菜や大根などの色が薄めな野菜が合う場合も多々ありますし、穀類に関しても消化力や代謝能力が落ちている時は、玄米よりも白米・おかゆなどが合う時もあります。
このように体調が悪かったり、病気の時には、普段と違う食事が合っていて、消化が良かったり、代謝しやすいものが良いことも多いのですが、かといって体調不良や病気から回復した後も、その食事が良いからとその時の食事をずっと実践していると調子を崩すこともあるのです。
やはり病気から回復した後は、徐々に以前の食事内容に戻してあげることが何より健全です。
これは、さまざまな食事療法にもつながる大切なことです。
玄米菜食と糖質制限食

数ある食事療法の中でも、マクロビオティックに代表される「玄米菜食」や「ベジタリアン」のような食事と、「ケトジェニックダイエット」や「糖質制限食」と呼ばれるような両極端の食事療法があります。
これらがどちらが良い悪いと言ったような議論はナンセンスなので、ここではそういったお話には触れないのですが、先ほどの3大栄養素のバランスの面から見ていくと、両方の食事療法が、両極端に位置しているのでここに例を挙げて見ていきましょう。
厳格な「マクロビオティック」における「玄米菜食」や「ベジタリアン」などの食事は、動物性食品を極端に控えることになります。また植物性のお野菜が多い食事になりますが、野菜はたんぱく質を含まず糖質がメインとなるので、大豆製品があるとは言え、全体的には炭水化物の占める割合が非常に大きくなり、たんぱく質と脂質がとても少なくなるバランスになります。
こういった食事療法は、生活習慣病の中でも脂質異常症や癌などのような病気や食べ過ぎや飲み過ぎによるような代謝不良にはとても効果を発してきます。
これは、野菜に多く含まれるビタミンや食物繊維、そして玄米による強力なデトックス作用を得ることが出来るからです。
大きな病気をした方が玄米菜食で改善すると、みなさん大抵継続して続けている方が多いのですが、しかし、ずっと続けていることで果たして体調が良いまま維持している人はいるのでしょうか。
もちろん中には本当にピッタリと合う方もいるとは思いますが、動物性たんぱく質を摂らないことやデトックス食材を多く摂ることの落とし穴もあります。
動物性食品にしか含まれないビタミンB12が不足することはもちろん、玄米に含まれるフィチン酸は、有害物質や重金属を排出してくれるデトックス作用がある反面、カルシウムや鉄、亜鉛などの大切なミネラルもくっ付けて排出しまうので、気をつけていないと深刻なミネラル不足になります。
また私たちの皮膚のバリアや保湿にはコレステロールが必須の栄養素なのですが、動物性食品を抜くことで皮膚の状態が悪化し、乾燥もひどくなってきます。
もちろんたんぱく質も不足しますので、しっかりとした艶のある皮膚や爪、髪の毛なども維持できなくなります。
大豆製品で十分という意見もあると思いますが、やはり良質な筋肉作りには動物性たんぱく質が欠かせませんし、大豆製品ばかりを摂り過ぎても逆に体調を崩してしまう場合もあります。
次に「糖質制限食」を見ていきましょう。ここでは低FODMAPのような低炭水化物食ではなく、糖質をゼロ近くにする極端な「糖質制限食」を見ていきます。
「糖質制限食」は、糖質を摂りすぎな現代人にはとても効果のある食事療法だと思います。
食事を抜くことが多く、アンバランスな食生活をしていたり、食事をおにぎりや菓子パンのみで済ませていたり、常に甘いものが手放せず、糖分入りの飲み物をよく摂るような方は、1日の中でも血糖値の変動が激しく、血糖値の上下を繰り返すことが多くなります。
こう言った方は、「炭水化物不耐性」や「反応性低血糖症」などの状態に陥りやすく、何年もこう言った状態が続いていくと、行き着く先は「糖尿病」ということになります。
こういうケースでは、糖質制限食のような一切、甘いものや炭水化物を摂らない食事療法をすると、初めは辛いのですが、糖質を抜くことで大きな血糖値の変動がなくなり、血糖値が非常に安定するようになるので、驚くほどの体調の変化を感じることでしょう。
もちろん糖尿病のような病気にもとても有効です(薬との兼ね合いもあるので、しっかりとした医療従事者の指導のもとで行うことが大事ですが)。
この食事療法は、前述した玄米菜食・ベジタリアンの食事と比べると、極端にたんぱく質や脂質が多く、炭水化物が少ない食事バランスになります。
では果たして、この食事を続けていてずっと体調が良い方はいるのでしょうか?
もちろん、極端な「たんぱく質タイプ」の方は合うと思いますが、実際はなかなか続けられない方や胃腸を壊してしまう方も多いのではないでしょうか?
やはり毎日の食事がおかず中心になり、お肉やお魚、卵などの動物性食品が多くなり、脂質も増えるので、比較的胃腸が弱い日本人にはかえって負担になるケースもあります。
おそらく食事療法を始めた頃は、炭水化物(糖質)の摂り過ぎによる消化不良がなくなることで胃腸の調子は良くなりますが、今度はたんぱく質が増え過ぎることで消化に負担がかかったり、同じ食品(同じ種類のたんぱく質)を摂り過ぎてしまうと、新たな食物アレルギーのリスクも高くなってきます。
こう考えていくと、食べ物や栄養をどれだけバランスよく摂ることが重要かとてもよくわかるのではないでしょうか。
ここでは3大栄養素のバランスが極端に違う2つの食事療法を例に挙げましたが、ある一定数の症状や体調不良、病気の方には非常に大きな効果があるのはもちろんなのですが、その症状や病気が改善に向かってきたら、ゆっくりとその極端なバランスを緩めてあげることがとても大切になるのです。
もちろん、以前の食事に全く戻してしまうと、また体調不良がぶり返してしまう可能性もあるのでそこはコントロールが必要になってきますが、ある程度は極端な食事に拘り過ぎずに、もう少し緩やかなバランスに戻してあげながら、自分に最適なバランスを探っていくことが重要です。
断食やファスティング

血糖値の話が出てきたので、少しだけ触れておくと「断食」や「ファスティング」なども人によって合う合わないが出てきます。
血糖値を安定させるために働いている「副腎」という臓器があります。
この「副腎」は簡単に言うと血糖値を維持するために「低血糖」になり過ぎないように働いている臓器と言えます。
そして実はこの「副腎」も生まれながらにして強い方と弱い方がいます。
長時間、食事を摂らずに頑張れる方は比較的「副腎」が強い方です。
逆に食べないとエネルギー不足になったり、イライラしてきたりする方は、血糖値の不安定があり「副腎」が弱っている可能性があります。
「断食」や「ファスティング」も先ほどの玄米菜食と同じようなデトックス作用が期待出来ますし、食べないことで普段フル活動をしている胃腸を休ませることが出来るので、とても良い効果が期待出来る反面、血糖値を維持している「副腎」にはとても負担をかけてしまうので、人によっては注意が必要でしょう。
正しい食事を摂れた時に、人は一番元気になれる!

こんな話をしてきて何なんですが、実際にいつも元気な人や長生きしている人は、何でも満遍なく食べている人だったりするんです。
自然食に拘り過ぎたり、ある食事療法に傾倒し過ぎたりしている人より、かえって何でも偏りなく食べている人の方が健康だったりするのは、皮肉と言えば皮肉なのかもしれませんが・・・。
もちろん農薬や加工食品、精製された食品や人工的に作り出しているような油は摂らない方が良いのですが、自然な食材を使って手作りしながら、バランスが偏ったり、ある食事療法や一つの食品に固執することなく、いろんなものを食べていく、そういったシンプルな食事が一番良いのです。
私が長年、担当させていただいている患者さんでもう90歳近くのご夫婦の方がいるのですが、そんなにご高齢なのにお二人とも今まで大きな病気はなく、いつお会いしても顔色が良くて、よくおしゃべりをされるんですよね。
何が健康の秘訣かとよく考えたりするのですが、やはり奥様が長年手作りされている食事ではないかと思うのです。
近所の農家さんで採れる野菜をいつもいただいたりするのですが、自然な食材を使って、奥様が作る食卓に2人の健康の土台があると私は常々思います。
奥様は、この歳になっても毎日毎日3食作らなきゃならないのは本当に嫌になるのよと私にはよく愚痴っていらっしゃるのですが・・・
でも実はそう言って沢山おしゃべりすることも長生きの秘訣の一つだと思います。
自分に合ったバランスを見つけるのは、最初は難しく感じるかもしれないですが、まず今まで偏った食事をしてきてしまった人は、摂り過ぎていた食べ物を控えて、他を増やすようにしてバランスを取っていきましょう。
もし食事を変えて、調子が良くならなければ、それは自分に合っていないバランスかもしれません。
その時はそこに拘らずにまた少しずつバランスを変えていってみてください。
そして、自分に合ったバランスが見つかった時には、その食事バランスは自分の健康の礎を作る「宝物」になります。
食事や食べ物に絶対はありません。
自分の身体の声に耳を傾け、自分の身体が欲している自然な食べ物をバランスよく摂ること。
そしていろいろな物を食べること・・・
これに尽きます。
IZUMI カイロプラクティックでは、体調が悪い時や病気の時の最適な食事療法のご提案や、みなさまそれぞれのお身体に合った3大栄養素のバランスについてのアドバイスなどなど・・・お身体をチェックしながら、食事や栄養のアドバイスをさせていただいております。
いつでも、ご相談お待ちしております。
記事執筆者 小菅一憲BCSc


















