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グルテンフリーと小麦について

グルテンフリーについて

10数年前までは、その言葉すら聞くこともなかった「グルテンフリー」。

最近では、スーパーの食品棚を見ていても、「グルテンフリー」という言葉が出てきたり、場合によっては、アレルギー対応食が置いてあるコーナーもあります。

「グルテンフリー」が有名になったのは、欧米の著名人やアスリートがこぞって「グルテンフリー・ダイエット」を取り入れたりしていることはもちろん、書籍でも紹介されるようになったからでしょう。

とくにテニスのジョコビッチ選手が執筆した「ジョコビッチの生まれ変わる食事」という本は有名です。

他にも「小麦は食べるな」というようなネーミングの本も出ていたり、何かと「グルテンフリー」は話題に事欠きません。

しかし、「グルテンフリー」という名前は聞いたことがあっても、その具体的な内容や背景については知らない方も多いのではないでしょうか。

グルテンとは?

「グルテン」は、小麦やライ麦、大麦などの麦類に含まれるたんぱく質成分のことを言います。

もう少し詳しくお話すると「グリアジン」と「グルテニン」という2つのたんぱく質が組み合わさって出来ているものを「グルテン」と呼んでいます。

「グルテンフリー」というのはこの小麦に含まれているたんぱく質「グルテン」を避ける食事のことを言います。

なぜ、「グルテン」を避ける食事が勧められているかというと、この「グルテン」というものが健康を害してしまう可能性がある「物質」だからです。

また中にはご自身の体調不良の原因が「グルテン」であることに気づかずに、知らずと日常的に小麦製品をたくさん摂取している方もいます。

「グルテン」によって体調を崩す方の中には、いくつかのパターンがあります。

一つは「セリアック病」と呼ばれる「グルテン」が原因で起こる自己免疫疾患の方、そしてセリアック病ほど重篤ではないのですが、グルテンに過敏に反応するような「ノンセリアックのグルテン過敏症」の方がいます。

またこの「ノンセリアック」の方の中にも「グルテンアレルギー(過敏症)」のように免疫を介した過敏反応を起こす方と、「グルテン不耐症」と呼ばれるような免疫は介さず、グルテンを消化する消化酵素が不足していることで「グルテン」がうまく消化出来ず、問題を起こす方がいらっしゃいます。

こういった方々は、「グルテンフリー」の食事、いわゆる「グルテンフリー・ダイエット」がとても有効な方々です。

小麦の歴史

小麦の「グルテン」がここまで私たちの身体に悪影響を及ぼすことになったのには、その歴史的背景があります。

小麦は、ヨーロッパ地域で農耕が始まる時期に、その原種である「ヒトツブコムギ」や「フタツブコムギ」といった品種から小麦の歴史がスタートしています。

この原種を「古代小麦(スペルト小麦)」と呼んでいます。

農耕の広がりとともに、小麦はヨーロッパからアメリカに広がり、さらには世界的な人口増加に伴い余儀なくされた大量生産の時代の中で、小麦の品種改良は繰り返されることになります。

多くの作物に共通することですが、より美味しくはもちろんのこと、より害虫に強く、生産量が一定で、同じ形・大きさの作物が収穫できるように「品種改良」はされていきます。

こと小麦に関しては、「糖質量」と「グルテン」の含有量をあげる品種改良が行われてきました。

「糖質量」をあげることでより美味しく、「グルテン」を多くすることでより害虫に強い品種を作ることが出来たからです。

こういった歴史の中で、「現代小麦」を摂ることで肥満のリスクが出てきたり(糖質量が多いから)、含有量が多くなった「グルテン」を多く摂取することで、そのグルテンという「たんぱく質」に過敏に反応する人が多くなってきたという背景があります。

日本人は、以前から「お米」が主食だったので「グルテン」への感受性はさほど高くなかったと言えますが、2〜30年前ぐらいから、朝食でパンを取ったり、ラーメンやパスタなどの麺類を食べることも多くなり、小麦を使ったお菓子や菓子パン類も増えました。

こういった食生活の大きな変化によって、日本人にも小麦のアレルギーはもちろんグルテンへの過敏症や不耐症といった疾患が増え続けています。

グルテン過敏症や不耐症の症状

グルテンに対する反応を持っている人の症状をあげてみましょう。

☑腹痛
☑下痢
☑便秘
☑腹部膨満感
☑逆流性食道炎
☑口内炎
☑蕁麻疹
☑貧血
☑抜け毛
☑疲労
☑吐き気
☑歯槽膿漏
☑悪臭便・ガス
☑糖尿病
☑体重減少
☑栄養失調
☑帯状疱疹
☑ADHD

☑自閉症 ☑不妊症

などなど

このように見ていくと、かなり多くの症状につながっていることがわかります。

腹痛や腹部膨満感、下痢、便秘はもちろん、慢性疲労は多くの方が経験しているものだと思います。

また口内炎や逆流性食道炎、アレルギー性皮膚炎をはじめとする胃腸が原因にある疾患には深く関わっています。

グルテンフリーのすすめ

自分がグルテンに対して、過敏な反応を持っているかどうかは、セリアック病のような重篤なケースであれば病院での検査でわかりますが、そのほかの「ノンセリアック」のようなタイプだと、検査がなかなか難しいという現状があります。

IgGの遅延型アレルギーの検査を行うと80%ぐらいの方の過敏性はわかりますが、中にはグルテンに対して問題を持っている方でも、IgGの反応を持っていない方もいらっしゃいます。

カイロプラクティックの中のAKというテクニックの中では、ご自身のアレルギーや過敏症を持っている食材について、筋力検査を用いた食物チェックの方法があります。

私の記憶が確かであれば、ジョコビッチ選手もこの方法で自分のグルテン過敏症が判明したということだったと思いますが、このやり方に関しては、その食べ物が合うか合わないか確実にわかるので、非常にパワフルな検査方法とも言えるでしょう。

どちらにしても、現代小麦に多く含まれている「グルテン」というたんぱく質は、非常に消化が難しい物質で、腸壁を傷つけやすく、これによって腸が炎症を起こすことで、様々な体調不良や栄養吸収障害を起こすので、「グルテンフリー」という食事方法は、まさに現代人には是非おすすめしたい食べ方の一つです。

とくに、体調不良の原因が病院の検査でもわからないような不定愁訴の方、また昔から胃腸が弱い、お腹にガスがよく溜まる、アレルギー体質、アトピー性皮膚炎、慢性疲労などなどの症状をお持ちの方は、「グルテンフリー」をすると、驚くほど体調が良くなる可能性があります。

胃腸の調子良くなると身体は驚くほど活力に溢れ、毎朝の目覚めも良くなります。

また胃腸が回復し、栄養吸収力がアップするだけでも目に見えて体調は向上していきます。

「グルテンフリー」についてさらに詳しく聞きたい方は、IZUMI CHIROPRACTICに在中する専門のカイロプラクターに質問してみてください。

いつでもご相談お待ちしております。

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