目黒の整体 IZUMIカイロプラクティック ホーム＞カイロって何？（国際基準（WHO基準）カイロについて）>ゆがみが不調の根本原因？について一考察
ゆがみって不調の根本原因なの？
巷で整体院やカイロ院に施術を受けに行くと、「背骨の歪みが病気の根本原因だから、歪みを矯正しないと良くならないよ」と言われることがままあるかと思います。
確かにカイロプラクティックの考え方として、背骨と神経系の関係に着目して、背骨を調整していくことによって神経機能を改善し自然治癒力を高めていくという哲学があるので、背骨が重要であることは変わりません。
医聖ヒポクラテスも「病気の原因を知るためにはまず背骨を調べなさい。」と言っておりますし、発明家のエジソンも「将来の医者は薬を使わず患者の施術において人体の骨格構造と栄養、そして病気の原因と予防に注意を払うようになるだろう」と述べています。
しかし、職業柄矛盾するかもしれませんが、私は背骨の歪みが真の原因かというと必ずしもそうではないと考えております。
実は、ゆがみは原因というよりは結果として歪むというほうがどちらかというと私にはしっくりときます。でも原因になる場合ももちろんあります。（哲学的には原因でもあり結果でもある）どっちなのですか？
って話になりますが、ニワトリが先か卵が先かという議論に似ていて絶対はありません。
因果論の話になりますが、因果の連鎖にはきりがありません。原因は結果を生み、その結果は原因となり次の結果を生んでいくという連鎖が続いていきますから、目に見える原因を遡っていってもきりがありません。
よって、真の根本原因などというのは終極的には目に見えない神仏の領域の話なのかもしれません。
例えば、身体の不調の原因が背骨や神経の問題である場合、さらにその原因は身近なマクロ世界でいえば姿勢や食事、運動や睡眠などの生活習慣、ストレスなどの精神状態やマイナス思考などネガティブな思考習慣にまで遡及します。
ミクロ世界でいえば遺伝子や素粒子（量子 波動）などとどんどん掘り下がっていき、結局、根本原因なんていうのは人間には分からない世界であろうかと思われます。
ですので、根本原因は背骨の歪みや神経・脳などというのは人間の驕りであり、カイロプラクティックはもっと謙虚な医療であると考えますので、上記に挙げた様々な根深い原因を経て結果としてゆがみが出来上がり、それらが体に不調を生むと当院では考えます。
また、カイロではトリートメント（cure)という側面もありますがケア（care)の考えもまた重要です。体を治すのはその人が持つ自然治癒力であり、カイロプラクターはその手助けをしているにすぎません。医療は謙虚であるべきではないでしょうか。
病気（部分）ばかりみて患者さん自身（全体）をみないという姿勢もいただけません。木を見て森を見ずという間違いをおかしやすいものと肝に銘じております。
カイロプラクティックは未科学であり、実はスピリチュアル!?
カイロプラクティックは非科学的ではなく未科学な医療、むしろ科学(西洋医学的)と非科学(東洋医学的)の間の子の医療といえます。
さらに言うなれば、未科学にとどまらず、実は哲学的、形而上学的な医療、もっと言えばスピリチュアルな医療とも言えます。
カイロプラクティックの業界内ではミックスという立場とストレートという立場の大きく2つが存在しています。
まずはミックスでは、科学的なエビデンスを重視し、症状を切り口に臨床を進めていく立場であり、目に見える因果を追い求めていく顕なる世界観(単純系)と言えます。
突き詰めていくとこれは現代医学こそがその世界の盟主と言えましょう。
次に、ストレートでは生氣論という目には見えない生命エネルギー(氣)を切り口に臨床を進めていく東洋医学的かつ哲学的な立場であり、目には見えない因果を追い求めていく密なる世界観(複雑系)と言えます。
DDパーマー時代の原初のカイロプラクティックこそがまさにストレートの盟主でありました。
ストレートVSミックスからミックスストレートへ
長らくカイロプラクティックの業界内ではストレートとミックスの対立が続いてきましたが、個人的にはこの対立は不毛であると考えます。
というのは、実は、ストレート(密)はミックス(顕)を包摂(摂受)しているからです。
ストレート(密)の中にミックス(顕)があるのです。
本当は、本質的に対立はしてないのです。
わかりやすく言うと、この構造は宗教(特に密教)と科学の対立に似ていますが、これも宗教(密)の中に科学(顕)を活かしていくことで、建設的で本質的な道へとつながるのではないでしょうか。
これを私の仏門の師は「顕より密に入る」「対立観でなく一体観」とお教えくださいます。
対立観(顕)でなく一体観(密)こそが昇華への道と思惟します。
よって当院ではこれに倣って、ストレート(密)を基盤としたミキサー(顕)、すなわちミックスストレートの中道を志向しています。
また、いうなればミックス(顕)の安全性を基に、患者さんをストレート(密)により深堀りし、読み解いていきます。
カイロプラクティックで運も良くなる!?
たまに患者さんの方から 「こちらで施術を受けるようになってからカラダの調子はもちろん良いのですが、なんだか仕事や家庭など、他のことまでやけにうまくいくようになったのですが関係ありますか!?」とか 「カイロで運まで良くなるんですか!?」って聞かれることがあります。
なかなか鋭い質問で答えにくくはあるのですが、結論から申し上げますと、施術者の霊性の高さ、すなわち心的器の大きさ、徳(運)の量に大いに依存しますが、ある一定レベル(あくまで浅瀬まで)までは運命は好転します。
カンタンな例でいうと、それまでカラダの不調で自分の思うようにがんばれなかったのが、施術を通してカラダが快適になり、積極的かつ前向きに行動できるようになり、そこからご縁やチャンスにつながっていく、というのが分かりやすいのではないかと思います。
施術者はアンパンマン!?
そもそも、生命エネルギー(氣)の世界では、施術者と患者さんのエネルギーが良きも悪きも交じわることになります。 施術者側の良きエネルギーも悪しきエネルギーも患者さん側に流れていきますし、逆に患者さん側の良きエネルギーも悪しきエネルギーも施術者側に伝わっていきます。
我々、施術者が気をつけなければならないのは、我々の良きエネルギーが患者さんに伝わっていくことは良いのですが、悪しきエネルギーも同時に渡してしまうので、私たち施術者の精神性(霊性)を常に高く修養しておかないと悪しきエネルギーを多く送ってしまうことになってしまいます…
また逆に、患者さん側からも我々施術者側にネガティブなエネルギーを置いていくことにもなります。 これは業界的に、患者さんから「(ネガティブエネルギーを)もらう(受ける)」とよく言われます。 治療院に来られる方は基本的に辛く苦しい状態が多いので、ポジティブなエネルギーよりもネガティブなエネルギーを抱えていることが多いものです。
エネルギーは高き(良き)から低き(悪しき)へと流れるのが常なのです。
例えるなら、アンパンマン(施術者)がお腹が空いて困っている友だち(患者さん)に自身の顔のアンパンを分け与えていく話にも似ていますが、人を癒していくこの道はある種、エネルギー的には身代わりとも言え、自己犠牲からなる献身的な社会貢献行であると言えます。
とはいえ、分け与えるにも自分の顔のアンパン(徳の量、霊的器の大きさ)には限りがあります… 残念なことに一般の施術者にはアンパンを替えてくれるジャムおじさんがいないのです。 故に、背後の霊的護りが大きい施術者は1日や月に診れる患者さんの人数がある一定数までに意図せずに抑えられていることがほとんどです。 (エネルギー的に守られているのにそれに気づけず、売上が少ない、今日も患者が来ないと嘆いています…)
ジャムおじさんに出会うには密なる結縁と霊性の修練とが必要となり、個我の執われの領域から抜け出す必要があります。
カイロプラクティックのエネルギー的な弱点
カイロプラクティックの世界では、本来は上記のようなエネルギー交換による施術者のエネルギー的疲弊の有り様に陥らないために、ユニバーサル・インテリジェンスとイネイト・インテリジェンスの概念を導入していましたが、あくまで理論・哲学的範疇に留まり、実際の運用にまで落とし込めていないのが現状です。
(これはカイロプラクティックの霊的エネルギー領域の世界が未完成で荒廃しているからですが、この話は割愛します)
先程のジャムおじさんとはユニバーサル・インテリジェンス(仏教的には常住法身の大いなるブッダ)のことであり、ここに患者さんを繋げていくことが、本来のカイロプラクティックのライトワークなのですが、この繋げ方には密なる修練と師(阿闍梨)の導きが必須です。
DDパーマーがカイロプラクティックの開祖ですから本来はDDが師(阿闍梨)なのですが、相承システムがないことと師弟関係の希薄化と喪失により、カイロプラクティックの密なる領域が廃れてしまっています…
移転に伴う臨時電話番として08055471516までご連絡下さいませ。 SMSも可能ですのでお気軽にご連絡下さい。
