目黒の整体 IZUMIカイロプラクティック ホーム>カイロって何?(国際基準(WHO基準)カイロについて)>正しく美しい姿勢になりたい方のための背骨矯正
猫背やストレートネックをカイロ施術で改善しましょう。
正しく美しい姿勢とは心身ともにバランスが取れて安定感がある、無駄なエネルギーを消費していない状態です。
そもそもヒトの二足歩行は重力の影響で四足歩行に比べて重心が不安定であり、高度な姿勢調整能が求められます。
また、人間の背骨は未だ進化の途中であり、重力に対して完全に適応しきれていません。
普段の姿勢はほとんど無意識で自動的に行われますが、下肢からのセンサーが絶えず脳へ位置感覚の信号を送り体のバランスを取っており、美しい姿勢には神経系と筋骨格系のバランスが重要な役割を果たしています。
カイロプラクティックは背骨を調整することにより、神経機能を高め、美しい姿勢を目指します。
姿勢は良くするにこしたことはありませんが、長時間同じ姿勢を続けることはたとえ良い姿勢であったとしてもストレスとなってしまいます。悪い姿勢であればなおさらもっとストレスです。ただし悪い姿勢であってもほんの短時間であればまだ大丈夫です。
語弊があるかもしれませんが、長時間良い姿勢でい続けるよりかは、少々姿勢が悪かったとしても適度に姿勢を変えながら体にかかるストレスを分散させるのが得策だと思います。
姿勢が悪くなると、関節や筋肉の動きが悪くなるので、関節や筋肉に存在するセンサー(固有受容器)が働きにくくなり、脳がそれをエラーと判断し、痛みや不調としてのネガティブなフィードバックが起こりやすくなってしまいます。
固有受容器の機能低下は関節や筋肉の動きが悪くなることによるところが大きいので、運動不足や不良姿勢、背骨、骨盤の歪みはカラダのパフォーマンスを著しく下げてしまうのです…
そもそも人間は動物であり、動く物と書きますので、ずっと同じ姿勢で動かないでいるより、適度に動いている方が健康になれるようにできております。
カイロプラクティックでは健康的にも姿勢的にも美しく、効率的に動けるカラダを作っていくことが可能です。
ストレートネックって治るの?
結論から言いますと、骨の変形(老化)や椎間板のトラブルがなければ比較的早期に改善します。
ストレートネックは病的なケースと機能的なケースに大別されますが、後者に関しては、本人が意識高く気をつければ比較的すぐにでも改善します。
ただし、頚椎本来の前弯のカーブが消失し、ストレートになってしまうだけにとどまらず、逆に後弯にまでなってしまっていると機能的とはいえ、さすがに時間と施術による介入やセルフケアが多分に必要となります。
通常、整形外科でレントゲンをみてストレートネックと言われますが、レントゲンはあくまで姿勢の一部、ある一瞬を切り取ったものであり、全体像や動的な側面、症状との直接的なつながりは見落とされていることが多いと実感しています。
臨床経験上、日本人の9割はストレートネックともいえますし、ストレートネックだからといって、皆が皆、症状があるわけではありません。
ストレートネックと言われたからといって悲観することはありません。
最近、スマホ首などとも言われますがストレートネックとほぼ一緒です。
全く珍しくないですし、当院では多くのストレートネックの方々と向き合ってきましたので、十分に改善や効果を見込めると実感しております。
スマホ首やストレートネックは、本来頭の重さ(意外とボーリング玉くらいの重さがある…)を支えるのに効率的な頚椎前弯が消失して、首を支える筋肉に大きな負荷がかかってしまいます。
具体的には、首の傾斜角度が15度で12kg程度、30度で18kg程度、60度で27kg程度も負荷がかかると言われています。
従いまして、カイロプラクティックではストレートネックを起こしている首だけにフォーカスするのではなく、首を含めた背骨全体のバランスを最適化して整えていきます。
首だけを部分最適するだけではすぐに元に戻ってしまいます。
当院のカイロプラクティックでは、カラダ全体のバランスを整える全身最適化を志向しながら皆様のお悩みに向き合います。 ぜひ何でもご相談ください。
ストレートネックの対策法
チンタック運動
座った状態か仰向け寝の状態で、手を使って顎を後方に押します。
このときに頭の位置が後ろに平行移動するように押します。
首の後ろに少しテンションがかかるところまで押します。
これを数回繰り返します。
今度は手を使わずに、首や肩周りの筋肉を使って、同じ動きを繰り返します。
軽く顎を引きながら頭を後方移動させます。
これを前に戻したり、後ろに平行移動するように前後の動きを繰り返します。
(鳥が歩くときに頭を前後に交互させる動きに似ています)
☆研究情報
徒手療法と運動は頭部前方位姿勢と首の痛みに有効であると文献レビューで報告されました。
2516の論文から16の文献を選択し、11の研究では運動プログラムの効果を、5つの研究では手技療法の効果が調査されました。
著者らは、姿勢改善運動エクササイズと手技療法は頭部前方位姿勢と首の痛みや障害の改善に有益であると結論付けました。
Yang S,Boudier-Reveret M,Yi YG,Hong KY,Chang MC.Treatment of chronic Neck Pain in Patients with Foerward Head Posture:Systematic Narrative Review.Healthcare 2023 Sep22(Vol.11,No19,p2604
猫背は本当に悪なのか!?
子どものくねっとした猫背を親が叱る、というのはよくある光景ですが、実はリラックスすると猫背になるのは普通のことなのです。
家でリラックスしてるのに、また緊張を強いられるというのは少しかわいそうな感じもします…
ただし、猫背の時間が長すぎるとたしかに猫背の筋骨格バランスに固定化されやすくもなるので、まったく気をつけないのも考えものです。
寝不足や精神的にストレスがあると姿勢は悪くなりますし、逆に気分が良く意欲的なときは姿勢は自然とよくなります。
精神状態や調子の良し悪しが明確に姿勢に反映されるものなので、姿勢を良くするにはストレスを溜め込まずに、善く寝て、善く体を動かして、善く食べることでしょう。
つまりは善く生きること、生き様が姿勢となって現れると言っても過言ではありません。
カイロプラクティックでカラダを調えて、心身を上向きにしていくと自然と姿勢も良くなります。
こうなると逆に悪い姿勢だとなんとなく体が心地悪さを感じることでしょう。
悪い姿勢でいると悪い姿勢が心地よくなり、良い姿勢が心地悪くなるので、次第に良い姿勢が取れなくなってしまいます。
姿勢が悪いなと感じた時は心身からのSOSのサインとも言えます。
そんなときはカイロプラクティックで負の連鎖を断ち切って良い心身へと調子を整えて、自然体な姿勢、生き方を手に入れてまいりましょう。
悪い姿勢の代表例
悪い姿勢とは姿勢の前後左右のバランスが崩れやすく、背骨・骨盤に歪みを生じやすい姿勢と言えます。
①足を組んで座る
②猫背
③横座り(女性座り)
④肘掛けに寄りかかる
⑤バッグを同じ肩にかける
⑥横寝でテレビを見る
⑦片足体重(休めの姿勢)
職種別に不良姿勢の説明と簡易的な対処法
PC作業の多いデスクワーカー
デスクワーカーの方は、長時間椅子に座ってPCを眺めるため、数ある姿勢の中で最も猫背姿勢に陥りやすい姿勢といえます。
特にノートPCを使う方は目線が下方向に向きがち。
猫背姿勢は不良姿勢の中で一番代表的なもので、程度の差こそあれ日本人の大半は猫背であるといっても過言ではありません。
また、首肩腰にストレスが最もかかりやすい姿勢でもあります。
人の背骨は、一般的に横から見たときにS字のカーブを描くのが正常であり、このS字カーブが自身の体重を支えるうえで非常に効率的に働いております。猫背はこのカーブがS字でなくC字になった状態で、自身の体重や重力に対して、うまく背骨が支えられないため、肩背中腰の筋肉に過剰な負担がかかり、エネルギー効率が悪くなり、こりやすく、疲れやすくなってしまいます。
デスクワーカーの猫背の簡易的な対処法としては、まず椅子に深めに腰かけること。そして腰の後ろにクッションを置くこと。
浅めに腰かけると疲れた時に腰が丸まりやすいので、注意が必要です。
クッションを置くことによって腰が丸まるのを防ぎ、腰椎の前弯を比較的楽にキープできます。
その際、余裕がある方は、ドローインといって少しお腹をへこまして腹圧を少し高めてあげると腰への負担が軽くなります。
また、背筋を伸ばして、頭の位置を自分で思っているより、少しだけ後ろに引くこと。
猫背の方は、往々にして頭が前方に突き出してしまい、頚椎がまっすぐになってしまうストレートネックになりがちです。
頭が前方に突き出すと、頭を支える僧帽筋が過剰に働くため肩凝りになりやすいのが問題です。
ストレートネックを正すには、頭の位置を気持ち後ろに引いてあげる意識を持つことが重要で、その際軽く胸を張るようにするとより効果的です。
また、長時間同じ姿勢でいることは、体にとってはどうしてもストレスになってしまうので、なるべく何時間もデスクワークを続けるのではなく1時間ごとに休憩ブレイクを適度にはさむことも有効です。研究でも、長時間同じ姿勢での作業効率よりも立ったり座ったりしながらの作業のほうが効率が良いそうです。実際、欧米ではスタンディングスタイルのデスクがブームになっており、Sit&Standデスクが話題になっているようです。
その際、窓の外など遠くを見るようにして目を休めたり、階段の上り下りや背伸び、ストレッチなどで体を適度に動かしてほぐすこともできるとなお良しです。
足を組んで座ることや肘掛けに寄り掛かるのも考えもので、背骨や骨盤のゆがみを助長しやすいのでなるべくしない方が無難です。
仕事で運転が長い方
仕事で運転が長い方も基本的にはデスクワーカーと同じですが、運転の場合、座席のシートが深く腰がオフィスの椅子よりも腰が丸まりやすいので、クッションは必須です。
また、基本的なところですが、集中力が必要な職種であるため休憩も適度にとることが事故防止にもつながるのでこれも気をつけたいところです。
立ち仕事が長い方
接客業などの立ち仕事の方は、立ちの姿勢が長時間続くため、足を休めたいがために片足体重(休めの姿勢)をとりがちです。
これも背骨や骨盤のゆがみを助長しやすいので注意が必要です。
できれば適度に座る時間を確保したり、足腰の屈伸運動など小休憩することが大事です。
一日中ヒールを履く女性
ヒールを良く履かれる女性はふくらはぎの筋肉が固くなりやすいのでストレッチが必須でありますし、前後の姿勢バランスが崩れて反り腰になりやすい傾向があるので、注意が必要です。
反り腰は腰椎や腰部の筋肉に負荷が大きくかかってしますので、お腹を少しだけへこますように意識することも実は非常に有効です(ドローインといいます)。
人目につかない場所では、楽なサンダルに履き替えるなど無理をせず工夫しましょう。
外勤で外歩きが多いビジネスマン
外勤の営業マンなどは外を歩くことも多いでしょう。
歩くときはかかとを引きずらないように歩くこと、また早歩きや歩幅をなるべくやや広めに歩いたほうが足の筋肉を有効に使えて、血液循環が良くなる分、ストレス回避には効果的です。
電車や新幹線、飛行機での移動が長い方
また、新幹線や飛行機での移動が長い方は、基本的にデスクワーカーと一緒ですが、電車に乗っての移動が長い方もいらっしゃるかもしれません。
電車内で座れる場合、確かに少しは休めますがうっかり居眠りをしてしまうと首の筋を違えてしまうことが往々にしてありますので、居眠りはなるべくしない方がいいでしょう。
それよりかは、電車内で立っている姿勢は不安定な状況下で足や腰のインナーマッスルを鍛えるいいチャンスだともとらえると有意義なトレーニングにもなるのでものは考えようです。